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古本 [本]

先週末、友人が子と共に、泊まりにきてくれました。
楽しい時間はあっという間で、たくさんおしゃべりして、たくさん食べました。
(普段はとても小食なのですが、おしゃべりするとお腹が空くんですよね)
お散歩がてら、近くのBOOKOFFへ行ったところ、リニューアルオープンで店内はすっかり様変わりしていました。
友人も本が大好きだから、3人で嬉々として本探しを開始。
すると、欲しい本が続々とみつかり、どれを諦めてどれを買うのか、あれこれ迷う時間も楽しいのでした。

その中の、一番の掘り出し物は、
「谷崎潤一郎訳源氏物語」(新々訳・S54・新書版箱入り)全10巻+別巻1巻のうち1~5巻のみですが、新古本だったようで超美麗本でした。
中公文庫の方では持っているのですが、新訳の方を新書版箱入りで持っているので、お揃いになるなぁ、と。
残りの6冊は、どうしましょうねぇ。いずれ、昔ながらの古本屋さんで買うことにしましょうか。

それから、
「堤中納言物語・とりかへばや物語」(岩波書店・新日本古典文学大系)。
とりかへばや物語は、大人しい弟と活発な姉が入れ替わり、姉が男として宮中へ、弟は女として後宮へ入るのですが・・・
当然どたばた騒動が起こり、最後には本当の姿に戻って大団円というお話です。
平安時代のお話とは思えないほど、コミカルで面白いお話なんです。
堤中納言物語の方は、小難しい名前とは裏腹に、当時の短編傑作集です。
有名な話に「虫愛づる姫君」という、お姫様なのに虫が大好きで変人扱いされていた少女のお話があります。
今、ちょっと調べてみたら、宮崎アニメの「風の谷のナウシカ」や「もののけ姫」は、この作品から想を得ているのだとか。
他にもいろいろな短編が入っているのですが、全部は読んだことがないため、読むのがとても楽しみです。
何より、定価の1/6程度で買えたのが、とても嬉しいことでした。だって、高いんだもん。

平安時代の物語は面白いものが多いですよね。
落窪物語も、好きです。東洋版シンデレラストーリーといったところでしょうか。
当時の物語は、お姫さま用に書かれたものがほとんど。
まんがになっているものや、子ども向けに訳された本もありますから、お姫さま気分で、ぜひ読んでみてくださいませ。


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まんが [本]

友人に借りて読んだのですが、とても面白かったのでご紹介したいと思います。
 

禁断の恋をしよう

禁断の恋をしよう

  • 作者: 大海 とむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2001/06
  • メディア: コミック


続 禁断の恋をしよう   フラワーコミックス

続 禁断の恋をしよう フラワーコミックス

  • 作者: 大海 とむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/01
  • メディア: コミック


禁断の恋でいこう 1 (1)

禁断の恋でいこう 1 (1)

  • 作者: 大海 とむ
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/05/25
  • メディア: コミック


月の力で人間に変わる長寿の狼(♂)と人間の女の子の恋のお話です。
(「禁断の恋でいこう」は、全10巻)

たかが漫画、されど漫画。
緋佐子に言った狼・夜斗のある言葉に救われました。
(何と言ったかは、秘密♪)
それは置いとくとして、
熱~い二人の恋を、ぜひ楽しんでくださいね。


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文楽の本 [本]

私は文楽が好きなので、関連本も割と持っています。
好きな本は、何度も繰り返し読んでしまうのですが、今回はこの本でした。

文楽の女たち

文楽の女たち

  • 作者: 大谷 晃一
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2002/02
  • メディア: 新書


昔は、新書というと難しい本というイメージでしたが(新書=岩波新書の頃)、
最近の新書は読みやすく、面白い本が多いですね。
この「文楽の女」は、文楽の演目を女性に視点をおいて紹介したもので、
史実なども書かれている点が、より興味深く読めます。
文楽入門の本としてもお勧めです。
同じ女性として理解できる部分、理解できない部分、人それぞれですが、
時代は違えど、女性の思いは同じだなぁとつくづくそう思います。


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あったよぉ! [本]

去年の夏、東京へ遊びに行った時、本屋で「杉浦日向子全集」を思い切って購入しました。
地元では、大きな本屋へ行っても、もう並んでいなかったから。
ところが、何故か第6巻だけ欠本で、出版元にも、もうありませんでした。
帰宅後、あちこちで探したけれどみつからず、別の単行本で持っているからあきらめていたのですが・・・。
それが、偶然みつけることができたんです。
友人からの連絡で、タッキー&翼の新しいCDを予約しようと、Amazonを覗いた時のこと。
なんとなく、検索してみたところ、「全集第6巻」が3冊だけ在庫があるというではありませんか。
慌てて注文しました。
在庫数が少なかったから、間に合っていることを願うばかり。
あぁ、良かった。これで全集が揃いそうです。

さて、今夜からテレビ朝日系列で、ドラマ「家族」(毎週金曜21:00~)が始まります。
主演は、竹野内豊さんと渡哲也さん。
とても楽しみです。


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アニメ [本]

1週遅れの話で申し訳ないのですが(東海地方では6月1日放送)、
アニメ「桜蘭高校ホスト部」『太陽と海とホスト部』の回を見ました。
この回のお話、好きなんですよね。
雷雨に怯えるハルヒに手を差し伸べる環。
実は、以前私が書いた小説にも、設定や場面は違うのですが、ヒロインに手を差し伸べるシーンがありまして。
最初に漫画の方でこの話を読んだ時には、
手フェチの人なら容易に考えつくシチュエーションなのかと、ちょっとがっかりしたのですが、
さすがはプロ。やっぱりおいしい場面です。
アニメになると、もっとですよね、うん。

桜蘭高校ホスト部 3 (3)

桜蘭高校ホスト部 3 (3)

  • 作者: 葉鳥 ビスコ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2004/03/05
  • メディア: コミック


環のような男性が、私は好きなのです。
文武両道のくせに、普段のおまぬけさ加減がとても愛らしくて、でもいざっていう時にはとても頼りになる男。これまでは、断然「シティハンター」の冴羽獠でした。
このアニメの原作は、月刊LaLaに連載中で、私は子どもの頃からLaLaの愛読者です。
で、環のような男性がもう一人。
時計野はりさんが描いていらっしゃる「お兄ちゃんと一緒」の正です。

お兄ちゃんと一緒 1 (1)

お兄ちゃんと一緒 1 (1)

  • 作者: 時計野はり
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2004/01/05
  • メディア: コミック


ヒロインのさくらちゃんは、ハルヒとは違ったタイプですが、正も良い男なのですよ。
手フェチ、声フェチの私は、環も正も、すらりと長い指を持つ大きな手、低くて素敵な声の持ち主だと勝手に決めつけております。
こちらも単行本が出ております。興味を持ってくださった方はぜひ一度読んでみて下さいね。


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「斎姫異聞」 [本]

先日紹介した「彩雲国物語」はティーン向け文庫なので、とても読みやすい作品です。
中学生の頃からコバルト文庫に代表されるティーン向け文庫はよく読んでいましたが、
さすがにこの年になるとついていけないものも多いため、今はほんの数シリーズのみとなりました。
もともと時代小説が好きなので、ティーン小説でも時代物をよく読みます。
その中から1冊を。
宮乃崎桜子さんの「斎姫異聞」シリーズです。
 

斎姫異聞

斎姫異聞

  • 作者: 宮乃崎 桜子
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 1998/04
  • メディア: 文庫


現在は、第2部「斎姫繚乱」シリーズとなっています。

時は平安時代。
神の子として不思議な力を持つ皇女・宮が、位は高くはないものの、仏に守られた聖結界を持つ義明のもとへ降嫁したのは、理由があってのこと。だから降嫁したとはいえ、夫婦とは名ばかりの生活を送っている。
京を跋扈する魔物を退治するために、1人立ち向かおうとする宮。密かに宮を愛する義明は、宮を守るために、共に闘う。
様々な魔物が現れるなか、この世をくつがえそうとする夜の世界からやってきた美しき香久夜。
彼女はかつて愛し合った男の生まれ変わりを探し続けていた。その男が義明ではないかと信じる香久夜は、彼の魂を夜の世界へ連れて帰ろうとする。
香久夜の登場で、義明に対する自分の心の変化にとまどう宮。
さて、これからどうなっていくのでしょう。

う~ん、あらすじって難しいですね。もう長いシリーズですし。
もう20冊以上ですか、出ています。
でも、ティーン向け小説ですから、あっという間に読めるのではないでしょうか。
平安時代がお好きならば、特にお勧めです。


アニメ「彩雲国物語」 [本]

4月スタートのアニメは見てみたいものが盛り沢山。
中でも楽しみにしていたのが、
NHKBS2の「彩雲国物語」と日本テレビの「桜蘭高校ホスト部」の2本。
共に原作のファン。どちらも登場人物が魅力的で、ストーリーも面白いのです。
「彩雲国物語」の方は第1話だけしか見ていませんが、面白そうなので期待しています。
(以前NHKでアニメ化された「十二国記」は原作と大違いでがっかりしました)
「ホスト部」はまだ見ていないので、これから。
LaLaの付録CDの時の声優さんがどんぴしゃだったので、アニメの方の声優さんがイメージに合っているかどうかが不安です・・・

2作とも読んでらっしゃる方なら、わかっていただけるかもしれませんが、この2作の登場人物、タイプが似ているなぁと私は思うのです。
「彩雲国」のヒロイン秀麗、「ホスト部」のヒロインハルヒ。二人ともしっかり者だけれど、天然で、とってもキュート。(ひそかに、友人紫草にそっくりだと思っています)
「彩雲国」のヒーローの1人、劉輝と「ホスト部」のトノ環。どっか抜けてるのだけれど、実は切れ者(?)というところ。
そう、劉輝や環のような奴が私は大好きです。「彩雲国」では静蘭が一番好きですけれどね。

原作はとても面白いので、ぜひ読んでみて下さいませ。「彩雲国」の方は、「読書はちょっと・・・」という方でもマンガ感覚で読めると思いますよ。

彩雲国物語―はじまりの風は紅く

彩雲国物語―はじまりの風は紅く

  • 作者: 雪乃 紗衣
  • 出版社/メーカー: 角川書店
  • 発売日: 2003/10
  • メディア: 文庫


桜蘭高校ホスト部(クラブ) (1)

桜蘭高校ホスト部(クラブ) (1)

  • 作者: 葉鳥 ビスコ
  • 出版社/メーカー: 白泉社
  • 発売日: 2003/08/05
  • メディア: コミック


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懐かしい絵 [本]

前から欲しかったのですが、高い本だったのであきらめていたら、
先日、古本屋でみつけたので購入しました。
 

MACOTOのおひめさま

MACOTOのおひめさま

  • 作者: 高橋 真琴
  • 出版社/メーカー: PARCO出版
  • 発売日: 2001/04
  • メディア: 単行本


懐かしい~♪
真琴さんの絵は、ぬりえや着せ替え人形(紙に印刷されたもの)でよく遊びました。
「おひめさまなんて本当になったら、大変なだけよ」と随分冷めた子どもだったのですが、
可愛いもの綺麗なものが大好きだったから、
真琴さんの絵も大好きでした。
真琴さんの描くおひめさまは、洋風のものが多いのですが、
やっぱり私は、日本のおひめさまの絵が好きでした。
とことん、日本のものが好きな私です。


江戸の女の子 [本]

今、読んでいる本です。

お江戸ガールズライフ

お江戸ガールズライフ

  • 作者: おおた うに, 江藤 千文
  • 出版社/メーカー: ブロンズ新社
  • 発売日: 2005/12
  • メディア: 単行本


可愛い絵入りで、江戸の女の子の暮らしぶりがわかりやすく書かれています。
時代は違っても、人間の気持ちは同じだと思うのです。
私が文楽を観ていて、ちっとも違和感を感じないのは、登場人物の気持ちだけは現代の人と同じだから。
 「色娘 男の顔へ 難をつけ」
  -え~、○○くん? だって、顔がねぇ~
江戸時代の女の子も、現代の女の子も、同じでしょう?
へちま水もうぐいすのふんも、江戸の女性が使っていた物なんです。
歴史の勉強ではなく、
江戸時代のファッション誌を読むような感覚で読める本だと思います。お勧めです。


本を読むこと [本]

子供の頃から本を読むのが好きで、
いや、好きを通り越して、食べることよりも遊ぶことよりも何するよりも本を読んでいたいというような子供だった。
子供の集中力とは凄いもので、本を読んでいるときは名前を呼ばれても気付かないのは当たり前、肩を揺すぶられて初めて呼ばれていることに気付くほど集中して読んでいた。
今はさすがに気力が続かず、面白い作品を読んでいてもある時間になるとはた、と気付いたりする。

-夕闇に ページをめくる 手が止まり-  珠瞳
子供の頃はこんなに真っ暗な中どうやって読んでいたんだろうと思うほど暗くなるまで気付かずに読んでいた。

-深夜二時 しおりをはさみ かぶる布団-  珠瞳
止まらなくてつい徹夜、というのはもうなくなってしまった。

好きな作家さんの中には執筆をやめられたり、亡くなられたりして、新刊本を買うのは以前よりも少なくなってしまった。
   
子供の頃聞いた本好きな大人の「年を取ると読めなくなるんだよ」という言葉が、老眼のせいばかりではないということを、自分もそんな年になって気付いた(老眼になるのはできるだけ後にして欲しいものだ)。
読むペースが落ちたので、積んどく本はまだ山のようにある。
「悔いのない人生を送りたい」とはよく聞く言葉ではあるが、私はきっと死ぬ瞬間に「あぁ、あの本まだ読んでなかったな」と思うのだろうとそんな風に感じている。


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