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江戸の話 [本]

今朝のニュースで、杉浦日向子さんの訃報を知った。
朝の支度の手が止まるほど、驚いた。
この方は江戸風俗研究家として、
漫画やエッセーなどの著作があり、
NHK「お江戸でござる」に出演されていたことでご存じの方も多いだろう。

時代物の本を読んでいて、空気感が違う、と感じることがある。
それはきっと私が勝手に感じるものなのだろうが、違う、と思ったものはもう読めなくなる。
けれど、杉浦日向子さんの書かれる江戸の話は、
(あなた、江戸時代の人でしょう)
というくらい、江戸の空気感がそのまま出ている、と私は思う。
まるでタイムスリップして見ているかのようなそんな錯覚を覚えてしまうのだ。
それはとても楽しくて、自分も江戸の人になった気分で本を読んでいた。
  
杉浦日向子さんの本の一部である。
もっともっと読みたかった。
とても残念である。

合掌


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