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『春 霞』 於デンパンブックス [創作]

  
デンパンブックス・李緒のページ
  http://www.denpan.org/home/rio9natu/
    『春霞』 ジャンル:歴史・時代・思想 

デンパンブックスにて、『春霞』という小説を書いています。
時代は、戦国時代の少し前、織田信長のお父さんかお祖父さんの頃のお話です。
(フィクションですから、有名な人は誰も出てきません)
那津姫というお姫さまらしくない女の子が、雅景という若殿のところへお嫁に行き、
時代の荒波に揉まれながらも、ひたむきに生きた一生を描いています。
(ちなみに、HNは思い入れの深いこの作品の主人公から取りました)

友人の紫草に添削・指導してもらったことが、ようやく自分の中で落ち着きましたので、 新たに初めから書き直してみました。
大幅に書き直すのは、これが最後です。
なるべく間が空かないように、書き続けていきたいと思います。
今回は、「四の章  新当主」
     「五の章  大殿の死」をUPしています。
ご一読いただけますなら、この上ない幸せです。

サイドストーリーとして、紫草が、『花語り』を書いています。
こちらも、ぜひどうぞ。
 デンパンブックス・紫草のページ    http://www.denpan.org/book/DP-2a0a-61a0-1/
     『花語り』 ジャンル:歴史・時代・思想 

 


お題「夢」 [創作]

20年来の友人、紫草からお題を貰いました。
彼女の作品を踏まえて、私も書いてみました。

******************************

   ふわりと抱きしめられた。
   かすかな煙草のにおい。
   身体に悪いからやめてって、あんなに言ったのに。
   でも、懐かしいあなたの香り。
   「ようやく逢えた」
   そうね。ずっと待っていたわ。ずっと。
   でも。
   待って。
   どうしてあなたは、ここにいるの?
   何故、私はあなたに抱きしめられているの?
   あなたはもう、いないのに。

   …夢、だったんだ。
   そうよね。
   あなたは、もう、いない。
   「いるよ、ここに」

   私、まだ夢を見てるの?
   ──夢でもいい。覚めないで。

   この腕、この広い胸、
   そして、あなたのこの香り、
   すべてが、私を幸せにしてくれる。

   夢でもいい…
   永遠(とわ)に、このまま…

******************************


天まで届け [創作]

  ふとした瞬間に恋しい人の面影がよみがえる
        野菜を切っている時
        洗濯物を取り込んでいる時
        本を読む手を休めた時
  ほんの一瞬のことなのに
  それはとても鮮明で
  私を包む空気を変える

  はっと我に返ると
  待っているのは辛い現実
  その虚無感に
  足元から崩れ落ちそうになる
        何故あなたはいないの
        いつになったらまた会えるの

  一瞬だけの逢瀬では
  辛すぎる・・・


高遠の桜 [創作]

今朝の中日新聞に、長野県伊那市にある高遠城の桜が見頃になったとの記事がありました。
http://www.chunichi.co.jp/00/sya/20060419/mng_____sya_____000.shtml

今からもう20年以上も前、友人たちと車を3台連ねて見に行きました。
高遠城趾いっぱいにコヒガンザクラが植えられており、
歩けども歩けども桜の木が途切れることがなく、このままここへ埋もれてしまってどこか違う世界へ連れていかれるのではないかと思うほどでした。
ちょうど満開を少し過ぎていて、風が吹くと見事な花吹雪となり、それはまるで夢を見ているような景色でした。

 -目が合うと そっと外して 困り顔
             いつもと違う 大勢の中-

 -みつめられ 反らしてみつめる 別の人
             困った顔で 寂しく笑う-  珠瞳

あれから、1度も高遠を訪れてはいません。
懐かしい、若き日の1ページです。


しだれ桜一句 [創作]

  -うすべにの 花びら散らし 揺れる枝
             冷たさ残る 東風に吹かれて- 珠瞳

  


梅一句 [創作]

先日、結城神社を訪れた折り、詠んだものです。

 
  -紅白の しだれる枝に 東風そよぐ
           ゆらりゆうらり 梅の香の中- 珠瞳




    
       (写っているのは私ではありません)


「糸車」と「陽だまりに包まれて」 [創作]

友人のブログサイト「紫草」で執筆されている
『糸車~昭和を生きた恋人たち~』が完成しました。

 -陽だまりに 包まれしごと 日々過ごす
             春日(はるひ)の中の 二人の姿- 珠瞳

この話に出てくる2組の恋人たちのうち、
松岡柾親と夏子の2人を詠んだ句は私が作らせて貰っています。

 http://murasakisou.no-blog.jp/suidou/
『壱』は平成17年6月22日、『弐』は7月13日、『参』は9月14日、『四』は9月17日の記事です。
よろしければご一読くださいませ。


「春霞」デンパンブックス [創作]

   
デンパンブックスにて、「春霞」の第2章をUPしました。
今回は雅景との新しい暮らしぶりを書いています。
ご一読いただけるなら、この上ない幸せです。

  〈デンパンブックス・李緒のページ〉
   http://www.denpan.org/home/rio9natu/
   「春霞」 ジャンル:歴史・時代・思想


聖なる日・・・かな [創作]

  

 -聖なる夜 他に祈ることはなし
            争いなき世 人々の幸-  珠瞳


デンパンブックス [創作]

  
はじめから書き直していた「春霞」、ようやく第1章が完成しました。
デンパンブックスにてアップしています。
今回はぐっと短くまとめて、婚礼当日までを書きました。
もちろん、雅景も登場します。
ご一読いただけるなら、この上ない幸せです。

 -今日よりは 二度とまみえることのなき
             母の笑顔と 育ちし国-

 -慕い来る 笑顔に 心安らぎて
           いつとも知れぬ 城へ上がる日- 珠瞳


  〈デンパンブックス・李緒のページ〉
   http://www.denpan.org/home/rio9natu/
   「春霞」 ジャンル:歴史・時代・思想


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