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参拝について [・・・]

朝からずっと、首相の靖国参拝のニュースでもちきりです。
彼としては、これで公約を果たした、というところなのでしょうが・・・

日本人として、英霊の祀られている靖国神社へ参拝することは、良いことだと思っています。
嫌だと拒否することも出来ず、戦地へ連れて行かれ、死ななければならなかった人たちのために、
参拝するのは、当然のことだとも思います。
私も1度はするべきなのかもしれない、とも思います。
けれども、
世界の中の1つの国、日本という国に住む者としては、
日本の顔である首相が、靖国に参拝するのはどうかと思うのです。

若い人は、何故こうも問題が大きくなっているのか、わからないという方も多いでしょう。
では、こう考えてみてください。
今、日本語を話すことを禁止され、日本名を捨てさせられたら、どうしますか?
神社は壊され、初詣も、お祭りもできなくなります。神前結婚式も当然できません。
仲間うちならと安心し、日本語を使っているところがみつかって、
逮捕されて、拷問を受け、屈辱的な殺され方をされたら、どうしますか?
大切な人がそんな目にあったら、どう思いますか?
太平洋戦争で、日本がしたことです。
日本語を強要し、日本名に改名させ、従来の宗教を禁止し、神社参拝を強要した。
その代表となる神社の1つが、靖国神社なのです。

お国のために戦って、名誉の戦死を遂げた者は、英霊として靖国神社に祀られる。
それが、太平洋戦争時の靖国神社でした。
でも、それは、日本人に限られていました。
徴兵されて、名誉の戦死を遂げた筈の中国や韓国の人は、駄目だと言われてしまったのです。
祖国でもない、遠い日本の神社に祀られたとて、嬉しくもないでしょうけれど、
でも、日本のために戦わされた人たちが、切り捨てられるのは我慢ならなかったと想像できるのです。
戦後になって、境内に日本人以外の慰霊碑ができましたが、
反対の声を沈めるためだ、という声があるのは事実です。
中国や韓国が、首相の靖国参拝に抗議するのは、仕方のないことでもあるのです。
日本のことじゃないか、ほっといてくれ、と言い切ることはできないと思うのです。
だからといって、どうすればよいのか、1庶民の私にはわかりません。
ただ、
「わからない」、「今の自分たちには関係ない」と言うことだけはしてはいけないと思うのです。

今の日本がどういう方向へ向かっているのか、考えなくてはいけません。
それは、自分たちが徴兵されることになる道かもしれないのです。
恋人を、友人を、激戦地へ送りたいですか?
自身が銃を持ち、戦地を駆け回りたいですか?
そんなことを望む人はいないでしょう。
そうならないためには、知らん顔をしていてはいけないのだと思います。
ことさら何かの運動に参加しなければならないというわけではないと思います。
1人1人が、戦争は嫌だと思う気持ち、それが大切なのだと思います。
関係ないなどとは言わないでください。

随分と苛烈な言葉を並べました。
いろいろなご意見があると思います。
でも、私はただ、戦争が嫌なだけです。
そう思ってくれる人が1人でも増えてくれれば、と思いこの記事を書きました。


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