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名古屋城博 [お出掛け]

万博に併せて開催されていた名古屋城博がそろそろ終わってしまうので、昨日出掛けた。
売りは、金シャチに触ることができる、というものである。
21年前に金シャチが地上へ降りてきた時は、ただ見るだけだった。
それが触れるというのだから、尾張名古屋で育った者としてぜひ触ってみたかった。
10時半頃入場したのだが(開場は10時)、まずはシャチに触るための行列へと並ぶ。
待ち時間は150分。
家人は行列の凄さに「触りたいの?」と聞いてきたが、
金シャチに触らないのなら、わざわざ1,000円の入場券を払う意味はない。
家人は名古屋ではなく、尾張で育った者なので、金シャチに愛着はないのだろう。
「触るために来たから並ぶ」と一言答え、うんざり顔の家人を無視して並んだ。
行列は広い二の丸庭園の中をうねうねと続いている。
それだけの長さの割には、どんどん進んでいくため、待ちの長さはそれ程気にならない。
この日は天気が良く、既に暑くなり始めていたが、風が少しだけ吹いているため、日陰に入ると心地よい。
1時間も歩くと、金シャチドームが見えるところまで戻ってきた。
名古屋城の屋根にいる金シャチは、オス・メスの一対である。
触ることができるのは、オスかメスかどちらかだけ。
私達はメスの列に並んだ。若干メスの方が行列が短いようだが何故なんだろう。
ドームに入るとすぐに金シャチがいた。
歩きながらのため、時間にしたら1,2分、というところだが、それでもそっと金シャチにふれた時は、不思議な心持ちがした。
この金シャチは昭和34年に再建されたものである。
徳川家康が作らせた当時のものは太平洋戦争時の空襲で焼けてしまっているから、
この金シャチはたかだか40数年のものでしかないのだが、
小さな頃から折りにふれて見上げてきた金シャチに触っている、というのはやはり感慨深いものがあった。
金シャチがほんわかと暖かいのも、ライトのせいだとわかっていながら、意識あるもののように思えてしまう。
尾張名古屋は城で持つ、を肌で実感した瞬間だった。
ちなみに、金シャチのいないお城の屋根は、なんとも間抜けなかっこうである。
   
下は桜の頃の名古屋城。
やっぱり名古屋城は金シャチだな。

でも、キンキラキンは、嫌い。
金閣寺よりも銀閣寺がいい、と小学4年で答えた私である。


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コメント 4

北のみち

大阪城を見た時、キンキラでちょっとビックリでした
もっとセピア?な感じが良かったです
最近、金歯の方。。。見られないね(変なコメントだね)
by 北のみち (2005-06-15 18:32) 

魔裕璃

>‘みち’さん
『最っ高!』
 本当に見ないですよね、金の歯。ドラマでも、時代を象徴するような使われ方に変わりつつありますし・・。
 しかし、それを此処で気付かされるとは思いませんでした。

 長男君。おじいちゃんお手製のビニールハウス前で、お澄まししてましたね(^_-)
by 魔裕璃 (2005-06-15 21:29) 

natu

北のみちさん、こんばんわ。
そうですね。名古屋城も同じでしょうね。初めて見る方はキンキラキンで驚かれるかも。
小さい頃から見ていると、金ではないしゃちほこが乗っている他の天守閣は、何故?という感じになりますが。
やっぱり地元贔屓なんでしょうね。
ちょうどNHKの「プロジェクトX」でやっていたのですが、キンキラキンは嫌いでも、金シャチには愛着があるのです。
だから、金シャチのいない天守閣はお間抜けだなぁ~とつい笑ってしまうのでした。
by natu (2005-06-16 00:54) 

natu

魔裕璃、コメントの時間を見てびっくりしたでしょうね。
夕方の電話のせいではないから心配しないで。
まぁ、いつもこんなです。
by natu (2005-06-16 00:55) 

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