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文化センター講座 [つれづれ]

久々に始めてみたもの。
その一つが、文化センターの講座に通うこと。
といっても、月に1回、3回で終了のものだけれど。

今日がその第1回目。
講座名は「藤原道長と『御堂関白記』」。
平安期の文学は好きで、多少は読んでいますが、政治に絡んでくるような書物は読んだことがない私。
大好きな源氏物語を書いた紫式部と、
関係の深い道長という人がどんな人なのか、ほとんど知りません。
それで行ってみようかな、と思ったわけです。

今日は、「御堂関白記」の成り立ちと、現存していく過程などのお話でした。
この日記、道長自身は残すつもりではなかったようで、
破棄すべしと書いてあることすら、初めて知りました。
(当時の男性の日記は、子や孫へ儀式の仔細などの記録のために書かれていたから)
でも、残ってしまったこの日記、自筆本、古写本の2種類があるのですが、
それを子孫が兄弟で分けていった経過や、そのために失われたであろう年の日記があること、
道長自身が捨てたと思われる年の日記があること(どうやら都合の悪いことを書いてあったらしいです)。
現在でも、引き継いでいる家系は非常に大事にしていて、火事の際にはこれだけ持って逃げるように、
蔵の奥深くしまうのではなく、他の書棚ではなく、ぽん、と置かれている話などはとても面白かったです。
また、
毎日真面目に書いていたわけではなく、たくさん書いた日や書いていない日があること、
良いことが続いている年はたくさん書いてあるのに、中だるみしている年があったりするなど、
やっぱり道長も同じ人間なんだなぁと、聞いていて可笑しかったです。
それと、複製の巻物を見せていただいたのですが、自分用だからでしょうか、お世辞にも上手な字ではなく、
男性の日記なので漢文で書かれているのですが、
お坊ちゃん(それも下の方の弟)だったので、余り勉強する間もなく位が上がっていってしまったためか、
文章的にも下手なのだそうです(笑)。

今日は、そういった内容だったのですが、
一部の受講者は、日記を読んでいくものだと思った方もいらしたようで、
不満を訴える人もいましたが、私にはとても興味のある話でした。

受講を申し込んだ後、講師の方の名前も覚えないままで、
偶然同じような内容の本をみつけて購入したら、ご本人の著書でした(笑)。
なので、サインをいただきましたよ。
次の講座まであとひと月。少しずつ読んでいきたいと思います。


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