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永平寺でお籠もり・その2 [お出掛け]

昨日の続きです。

さて、2日目。
起床時間は、まだ夜明け前の3時10分。
3時40分には坐禅が始まるということで、化粧のために、2時40分には起きました。
暁天坐禅は、昨夜よりも大きな広間で行われました。
そのせいなのか、2度目のせいか、
それとも、一夜明けて、お寺での静けさに慣れたためなのか、
心静かに落ち着いて坐禅を組むことができたような気がします。

一旦部屋へ戻り、坐禅用の楽な服装から、朝課(ちょうか)のために、ちゃんとした格好に着替えました。
(靴下を必ず履くようにと言われました)
朝課はその名のごとく、朝のお勤め。
僧たちの勤行を、入場から退場までの1時間以上見学します。
もちろん、読経の時は、足を崩していいと言われましたよ。
参籠者の祈祷も一緒にしてくださって、焼香も行いました。
婚家は浄土宗なのですが、それと違い、曹洞宗では、僧たちがお数珠を持たないのですね。
一応用意していたので持っていましたが、必要なかったようです。

朝課の後は、諸堂拝観で、雲水さんがいろいろと説明をしてくれます。
昨日ご紹介した可愛い獅子の乗った香炉には、
線香を砕いたものを蛇のように並べてあり、それが焚き終わるのが24時間なのだとか。
釈迦牟尼仏(過去)、阿弥陀如来(現在)、弥勒如来(未来)の三尊が安置されている仏殿。
 CIMG5319.JPG
私たちの泊まっていた吉祥閣。
 CIMG5329.JPG
から見える、祠堂殿。
 CIMG5333.JPG

諸堂拝観が済んで、小休憩があり、朝の7時過ぎに、ようやく小食(しょうじき=朝食)です。
朝食も、夕食と同様、急いで食べました。
ごはん、みそ汁に香の物、梅干し(これは美味しかった)。
高野豆腐にもみじ麩、おくらの炊いたもの。
きんぴら。
野菜の入ったとろろ。
こぶ2種と、手をつけなかったのでわからないのですが、あと1品。
今回は残して良いとわかっていたので、食べられないものには、手をつけませんでした。

この朝食が終わると、一泊二日の参籠も終わり。
短い間でしたが、なんだか気持ちもすっきりしたような・・・。

この後に、あらかじめ申し込んでおいた写経をしました。
母は、字が大きいからと、七佛通誡偈を、私は般若心経を写経しました。
早々と書き終えた母が、手持ちぶさたに話しかけるので、とても困りましたが、
なんとか書き終えて納経しました。

ここ永平寺は冬の間雪に埋もれ、瓦がよく痛んでしまうのだそうです。
その瓦の寄進を、父、母、自分、お墓をついでくれる妹の名でしてきました。
記念に腕数珠輪をくれるので、参籠中はずっとつけていました。

帰りはえちぜん鉄道には乗らず、直接バスで福井駅へ。
駅前でお昼を食べながらのんびりと休憩をして、しらさぎ号にて夕方名古屋へ帰ってきました。
考えてみれば、母と2人きりの旅行は初めてで、とても楽しかったと喜んでくれました。
母は独りで海外でも旅行へ行ってしまう人で、スキーや登山が主なため、
いつもは一緒に行ってあげられなかったんです(私が苦手だから)。
たまにはこんな親孝行もいいのかな、と思った一泊二日の小旅行でした。

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