いつの時代よ・・・

先日、天皇・皇后陛下が東海地方を訪れていた際、
家人が偶然立ち寄った場所で、お顔を拝見することができたのだそうで、、
良かったねぇと話していたところ・・・、

「近くにいたおばさんがさ、手を振ってるんだよ。
天皇陛下にだよ？
昔だったら『不敬罪』で捕まってるよね」

あのさ、いいけどさ、あなた、いつの時代の人よ・・・。
まぁ、家人の話を聞きながら、頭の中では、
（ご尊顔を拝し奉り・・・）
と変換してた私も私だけどさ。

家人はなおも、「芸能人じゃないんだからさぁ」、と言ってましたが。
だって、今の時代、敬礼するわけにも、
顔を伏せて通り過ぎるのを待つのも変じゃない。
自分だって、しっかり見てるのにねぇ。

因みに、家人も私も、
「戦争を知らない子供たち」の歌よりも前に生まれていますが、
「もはや戦後ではない」という流行語すら、すたれたであろう頃の人間です。
も一つ因みに、
現在の皇太子殿下へ、私、ずっと前にお茶を出したことがあります。
その時、（あぁ、やっぱり一般人とは違うんだな）と感じました。
テレビを見ているだけではわからない、
上流階級の気品をまとうお姿は、確かに将来の天皇陛下だったのでした。