キイナ

日テレ水曜10時放送の「キイナ不可能犯罪捜査官」を見ています。
現実にあった不可思議なことを元にして作られたドラマで、とても面白いです。
主役の菅野美穂さんが、とても役にあっていて（実力ですね）、他の方との掛け合いも良い感じ。
髪型やファッションもとても素敵で、菅野さん、とっても可愛い♪
不可思議な数々が、科学的にあっさりばっさり証明されてしまうのは、小気味よいけれど、少しもの淋しくもあります。不可思議なものが少しくらいある方が、現実は面白いと思うから。
ただ、このドラマのように犯罪に利用されるのは許せませんよね。
これからも、どんな事件を解決していってくれるのか、どんな風に科学的証明がされる（されてしまう？）のか、楽しみなドラマです。




18日放送のFile.005は、幽霊話を利用した犯罪で、最後のキイナの言葉が、胸に響きました。
あなたが命を奪ったのは、あの看護士、などではなく、○○という名前の一人の女性です。 ご両親が愛情を込めて付けてくれた名前と共に、人生を歩んできた。これからも、歩む筈だった。 あなたにコロされなければ。
自分に大事な人がいるように、名前も知らない誰かにも大事な人がいる。
大事な人って、恋人や配偶者ばかりじゃありません。親だって、友人だって、そう。もしかしたらそれは未来の自分の子どもかもしれない。
人生は生きてみないとわからないのに、途中でそれを奪われることほど無念なことはありません。残された人の哀しみは、他人には計り知れない深さでしょう。
そんな思いをしなければならない人が、少しでも減るといいのですけれど。
人間は、ゼロから生まれて育つから、太古の昔からちっとも成長しない。平安時代も江戸時代も、現代と変わらない犯罪がある。
ままならぬのが、現実、なのですね…。