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愛知県知多市木綿蔵・その1 [お出掛け]

先日、知多市岡田地区へ遊びに行ってきました。
ここは、江戸時代からの木綿の産地であり、問屋のある流通拠点として栄えた場所です。
明治以降は、全国から女工さんたちが集まるほど隆盛を極めたけれど、、
戦後、高度経済成長の中で衰退してしまったそうです。
平成になってから、この古い町並みを残そうと、
また、伝統有る知多木綿を復活させようと地元の方たちが努力されてこられました。
 
遠い昔は自給自足ですから、木綿の産地は、全国あちこちにあります。
ここ愛知県では、一宮市が今現在も繊維の町として有名ですし、
木綿の着物ブームで再び広く知られるようになった三重県の松坂木綿などがあります。
また、TOYOTAの創業者豊田喜一郎さんの父、豊田佐吉さんは自動機織り機を発明された方です。
知多木綿はそんな中でも復活組で、
取り壊されようとしていた木綿蔵を直して、紹介・販売をしています。
蔵の中には機が置かれ、機織り体験もできるようになっています。
家人のスケッチのために訪れているので、その間、私は機織りに挑戦しました。
10cmほどのコースターなら30分ほどで仕上がります。
私はたっぷり時間があるため、15cm幅の敷物を織りました。
20cm単位で2枚分、約40cm織るのに、1時間強。
縦糸は木綿糸ですが、横糸は布を裂いたものなので、すぐに仕上がります。
横糸の方が太くなるから、選ぶ裂き糸によって出来上がりの雰囲気はがらりと変わります。
機織り体験は3度目。
子どもの頃から着物に興味のあった私は、機を織る仕事をしてみたいと思ったこともあります。
単純作業は、無心になって集中できるからとても好き。

体験料は、敷物1枚分でたったの530円。2枚分ですから1060円でした。
(要予約。飛び込みでも機が空いていれば体験できます)
敷物にするには細いため、タペストリーにすることにしました。
まだ織り機からおろしたばかりで、端の処理はしていません。
  「手織りの里  木綿蔵・ちた」 
    http://momengura.cside.ne.jp/
さて、岡田地区の町並み紹介はまた後日。



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まな

機織りね私も体験してみたいです。
機織りって、子供の頃からの憧れなんですよね。
とっても大変な作業なんでしょうけれど・・・。
今、簡単に織れる編み機なんかもあるみたいですが、
本物を是非、体験してみたいです(´ー`) ウフフ
by まな (2006-05-29 18:48) 

natu

まなさん、ようこそ。
まなさんも憧れていらしたのですね♪
機織りで大変なのは、縦糸をかける作業だとか。
織ること自体は難しくありませんよ。横糸が布を裂いた糸ならあっという間に仕上がりますしね。
ぜひ、お近くで探して体験してみてください。楽しいですよ~。
by natu (2006-05-29 21:45) 

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