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2回目のベア教室 [ベア作り]

先日、2回目となるベア教室へ行ってきた。
今回は、頭部の綿詰め(の途中)からスタート。
先生が綿をひとかたまり取って鼻先へと入れ、スタッフィングスティックでぐいぐいと押し込んでいく。
このスティックの先は、菜箸のように丸くとがっている。これでぐいぐいと押し込むのだ。
もうひとかたまりを入れて、ぐいぐい。と、おぉ、固い。鼻先がちゃんと固い。凄いなぁ。
次からは自分が綿を入れてぐいぐい。時折先生がぐいぐいと押し込んでくれて、の繰り返し。
綿はこれでもかこれでもかと入っていくのに、先生が押し込んで下さるとまたぽっかり空洞ができる。
どんどん詰めていってもう入らない、と思って先生を呼んだ。
そこからはまるで魔法でも見ているようだった。
結局、まだ4かたまりの綿が入り、なおかつ表情を出すために両頬へ2かたまり分の綿が入ったのである。
一体どこに入るすき間があったのか。ただただ驚くばかりだった。
ジョイントを入れてもこれが閉じるのだろうかと思ったのに、一針拾ってぐい、一針拾ってぐい、とやっていくうちにどんどんジョイントが見えなくなっていく。
ジョイントのピンが動かなくなるまで閉じるのだが、あんなにぱんぱんに綿が詰まっていたのに、すっかりジョイントは隠れてしまった。
一人でやっている時は一針目から閉じよう閉じようとしたために、布が引きつれそうになった。
でも、針を刺すごとに少しずつ閉じていけばいいのだと、それでもちゃんと閉じるのだとわかった。
凄いなぁ。やっぱり教室へ習いに来ると違うなぁ、と感心しきり。
頭はかちんこちん。怜菜の頭がひとまわり小さかったのはやっぱり綿の詰め方が全然足りなかったからだった。

次は鼻の刺繍。あんなに固く綿が詰まっているならさぞ大変だろうと思いきや、いつもと少しも変わらない。なぁんだ、という感じ。
いつもはしょっている下地も刺したからふっくらとした鼻になった。

目を付けるとき目打ちを刺すのは本にあった通り。でも、全然違っていた。
私の持っている目打ちはミニサイズ用で細い。
でも、先生は(母の持っていたような)根本が太い目打ち(それでも短い方)で、奥の方まで刺している。
私の穴の開け方では所詮ループが入るだけ。
先生がやって下さった開け方だと、丸っこい目の下部がしっかりと埋まる。
これはグラスアイの形にもよるのだろうが、丸みを帯びたグラスアイならこうすれば浮かずに済むのだとわかった。

耳の付け方は表と裏を一緒に縫う方法。
耳を刺して、頭部を刺して、の繰り返し(あぁ、なんという説明。情けない)。
大人用のベアならば耳をつかむわけでなし、ということのようだ。
この後、先生が顔の長すぎる毛をカットしてくださる。
よおく見ていたけれど、やっぱりこの作業はセンスと慣れなのかもしれない。
これで頭部は完成。1時間半の講習を2回分続けて受けた成果である。

ほんのちょっとした事で、出来上がりに差が出る。
本にあったようにやっているつもりでも、
言葉としては同じでも、内容は全然違っていたのだなぁと感心しきり。
やっぱり「なにごとにも師はあらまほしきかな」(今昔物語集より・ただしうろ覚え)、である。


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spur

得るものの多いお教室、良かったですね!
楽しんでおられる様子が伺えます。
ぜひ私にもご教授を〜〜!
日々是精進・・(^ ^;
by spur (2005-10-14 23:10) 

natu

spurさん、ようこそ。
ベア教室、楽しいです。あっという間に時間が過ぎていきます。
「日々是精進」-まさにそうですよね。作った数だけ得る物もあると思います。
たくさんのベアを生み出していらっしゃるspurさんの「かゆいところに手が届く」コツは、いつも参考にさせていただいています♪
by natu (2005-10-17 08:23) 

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