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思いを乗せて [創作]

私が俳句や和歌を始めたのは、お話を作る上での言葉選びに役立てばと思ったからだ。
そうはいっても出不精の私は、いつものように独学で、テレビや本でわずかに学ぶのみ。
上達はしないが、それでも短い言葉に自分の思いを乗せる術を少しずつだが覚えている、と思う。
限られた字数の中へ、溢れそうになる思いを凝縮するのはかなり難しい。
切り捨てて切り捨てて、結局何も残らなかったり、
字数に合わせて言葉を変えたら意味合いが変わってしまったり。
それでも、言葉選びは楽しい。とても難しくて投げ出したくなるときもあるけれど。

-夕立ちて 葉を打つ音の にぎやかに-

-何想う 風に揺られて 月見草-

-スーパーの 帰り道にて みつけしは
            暑さに揺れる 昼顔の花- 珠瞳


















今日は七夕。想いよ、届け。
-髪にふと 手の置かれたる 心地して
            振り返りても 姿なき人- 珠瞳


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紫草。

―かの君の 気配、匂いに 手を伸ばし
     空をつかみし 拳くちづけ―  翆童
by 紫草。 (2005-07-08 08:56) 

natu

-暑き日々 また巡り来て 蝉が鳴く
           愛しい人の 辛き思い出- 珠瞳
by natu (2005-07-09 13:17) 

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